2月15日、またもや目に映るもの全てが輝いて見える青山へ。
この日も刺激的なセミナーに行かせて頂きました★
それにしてもうちが取引させてもらってるディーラーのガモウさん。
私があんなセミナー、こんなセミナーの話をもってきてくれって言葉に 本当によく応えてくれます☆
最近ガモウさんは、すごくいいセミナーをプログラムしてるんですねー☆
今回は誇るべき日本人女性のヘアーデザイナー、
『徳永優子さん』。
現在はハリウッドでお仕事。あの、マイケルジャクソンのリメイク作品『スリラー』のヘアーメイクを手掛け、他『パイレーツ・オブ・カリビアン』『SAYURI』『スター・ウォーズ』等々。
有名すぎる作品を堂々担当した めちゃくちゃチャーミングな方、でも仕事の顔となればプロ一色。彼女の手さばきを見て参りました★
美しきチャン・ツィに着付けを♥
んー。良かった。良すぎた。
もう。プロ中のプロですね。
色んなお話 聞きました。
目から鱗。でもその裏の苦労話。
彼女は今やハリウッド映画でウィッグを使う事があれば 必ず呼ばれるらしいです。
自信をもって言ってました。
ハリウッドの女優達は、髪を傷ませたくないから とにかく何でもウィッグを使用する。
テレビや映画で見る、なんのひねりもない すっごいナチュラルに自毛だろうと何も考えずに流してみているその頭も、実はウィッグである事が多いのです。
徳永さんはあたかもその女優自身の髪であるかの様に自然に、出しゃばる事なくウィッグを同化させてしまう ウィッグのスペシャリスト。
けど、彼女はいつか、アシスタントに当然の様に仕事を任せた時、そのアシスタントはウィッグをかぶせた経験が浅かったらしく、作品が崩れたものになってしまったまま撮影され、そのお陰でなんと
『没』になった映画があったと話してました。
ハリウッド映画の没ですよ。
損害、想像出来なくないですか。。。
相当な心のダメージだったようです。
でも意思疎通を確認していなかったのは彼女自身。
『相手も自分と同じ気持ちだろう』
なんて 本人だけの自己満足だった事に気付いたらしいです。
それからも学んだと言っていました。
だって そんなぞっとするような失敗をしたのに、今ではその大失敗のウィッグの仕事で 必ず呼ばれるって言うんですからね。
相当な努力家ですよね。
彼女は言います。
『この前の私の仕事ね。呼ばれて行ったのよ。そしたら私の仕事、ないの。だって、出演者、髪ないのよ。する事ないから、汗を拭きに行ったりしたの。そしたら
Don' touch.って言われちゃうし。私、なんで呼ばれたの?って聞いたの』
ですって。
そしたら。
We Love You.
って言われたそう。いるだけで、いいんだ。と。
あらゆる仕事の成功と失敗の中で 徳永さんの得た信頼関係は、彼女の想像を遥かに超えたものになっていたんですね。
裏切らず、努力したからですね。
私は少し、飢えていたんです。んんん。まだ飢えている。
この仕事、『美容師』に就いて12年、思い出すのは美容師を目指し始めた頃 雑誌のヘアーメイクを見ては興奮し、どこの会社の 誰が作り上げたものか雑誌に顔を近づけて読んでいた。
念願で一番入りたかったところに就職し、そこからは嵐だった。
思った様には全然いかない。努力しかものを言わない世界、日々。
自分の好きなものを思っても、作るのは相当難しかった。
仕事が出来なければ まるで存在はない様に扱われ それが怖くて練習しているのか、好きで出来る様になりたくて練習しているのか、わからなくなる時もあった。
終電ぎりぎりは毎日。モデルさんの電車賃も払って練習台に来てもらった。お金もない。
嫌になって、遊びたくて練習をさぼりまくった時もあって。
そうすれば結局仕事をもらえない恐怖。
干される。簡単に干される。
でも 変わらないのはその世界に対する輝きで、つらかったあの時が 今思い出しても一番奇麗な色をしているんです。
いまだにそれが変わらない。
だから、周りを取り巻いている人間達は 厳しく、恐るべきライバルだけど、皆目指してるところは一直線に交わった。
だから 繋いだら強かったし、先輩にはめちゃくちゃ怒られたし、後輩からもよくお世話してもらって学んだ。
今の自分を作ってくれた。
けど今はそれがない。
技術で誰もあたしを怒らないし、何かを思って不安になったら、本をあさるしかな。
そして不安を消す為に ウィッグを取り出して練習するしかない。
一人でほっとする。
でもこれは後退ではなくて、小さいとは言えども店長を任されてる以上、数字も見れなければいけない。
パートさんの時間調整もしなくてはいけない。
材料を切らせてはいけない。
ただ、好きな事をやっていれば言い訳ではない。
だから、そんな事ばかり最近考えては電卓を打っていたら、完全に飢えてしまっていました。
あたしはーーー。。。美容師やってる時の自分が一番好きなんです。
ここに、刺激を求めているのです。
だから。徳永優子さんの話とテクニックを見て、楽しくて頭の中が興奮して頭痛がしてきました。
いつもそう。
知恵熱みたいになっちゃう。ちょー頭痛い。
『お手伝いしたい人!』
って言うからそりゃやって来ましたよ☆手え挙げて来ましたよ。
彼女とほんのちょっとでもステージを共有出来て、しかも何年も眠らせていたサロンワークでは使う事があまりない技術を久々にそこでやる事が出来て、感動しました☆
そして、私は今、
『甘い蜜にノンキに浮いてるなー』って思いました。
さあ。どうする。私。です。
自分の中に考えはあります。
でも店長って仕事もあります。
女でもあります。
一つ、手を着けるものは、もう決まっています。
二つ目、狙ってます。
人生の時間も、もちろん考えています。
31歳。もう32歳。
ここからの10年、大きいです。
40歳代、成熟したい。
とにかく、いつでも 好きな自分は持ち続けていたいですね。